授業、3回目

初回に触れた、学生を下の名前で呼ぶ。頑張って呼んでます。

さて今回。写真は、視界や至って望遠鏡なんかがそうだけど本来丸く見えるものを印画紙・紙の都合で四角くしてる。それを大きく紙や布なんかにどう収めるか、どうパターン、レイアウトするかの作業。

普通は白い紙にむかって「じゃ絵柄を描こうか」となるけど、写真だとちょっと違う。何が違うかというと、カタチを描く、線を引くことに終始するけど、写真は描かなくていい。自分の描く技術を必要としない。

絵描きが言う「この線・ラインじゃない!」みたいなことから解放される。写真家の悩みは置いといて…次の悩みへ一足飛びで向かえる。

話は少し変わるようだけど、ちょうど今、仕事でテキスタイルを作る案件の真っ最中で、ある方が描いた絵を、また違った方の作った洋服用に、僕がテキスタイルデザインする、というリレーのような仕事をしている。

ざっくり言えば、絵のリピート取るのが難しいから石岡がやって、と出した答えは、今回の授業の問題の1つの回答になりそう。そのお仕事をみんなに見てもらい、制作データも触ってもらった。(こちらは、無事販売が始まったら紹介します) こちらのお仕事を見てもらいました、4月末より発売です。

やってることはタイリング。タイル状に並べる、模様のニュアンスが出るようタイルのフォルムを考えそれにマスクする。配置画像に一定のリズムを作り、学生は配置画像を入れ替えるだけでシュミレーションできるようしてみた。これで二足飛びになる。

結果、例えば1人の学生はこんな感じの仕上り。既にモノになってると思う。リピートする一定のリズムを自分なりに理解できれば後はokで、そのボリューム出しをしてもらえればいいと思う。(仕上り良かったので掲載)

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前回質問があった。「写真を使ったパターン、テキスタイルの事例を教えてください」「んーと、GivenchyのRiccardo Tisci 、BLESS、テキスタイルじゃないけどMaurice Scheltens…」すぐに口に出たのはこんなもんで、最適解に困った。その後あーそうかと思う。

模様の歴史は数千年、写真の歴史は約100年、汎用性に適したインクジェットプリントの一般化なんてまだ15年。スクリーンプリントのような体系化される分野・地平にまだない(僕が知らないだけか)。そう思うと官能的。

というわけで来週は合宿。僕も素材収集をする予定。

もう1つの授業、自撮り画像をまだまだいじる。今回はスキンレタッチ。お化粧、シワ取りをする。「わ…」とかいう反応もちらほら聞こえた、実用のデザインかな。

2015.10.16