Night Moment Ⅴ GEOMETRIES EDITION , PROJECTION

Night Moment Ⅵ GEOMETRIES EDITION , PROJECTION

CHAIN GEOMETRIES COLLECTION , PRINT

グラフィックという言葉を知る前からグラフィックがぼんやり好きで、それはきっとグラフィックがカッコよかった時代に触れることができたからで、その後、グラフィックの仕事をするようになり、僕にとっても時代にとってもグラフィックは、溶けて無くなるように、行き場を失いつつあるように感じます。プリントされたものをグラフィックと呼びますが、プリントされる方の紙に興味が向き、そして自然と紙以外へもマテリアルの興味が広がります。相反してグラフィックについてもやっぱり無意識に考えていて、そのマテリアルイメージをグラフィックに表すどうなるかな?そのケーススタディの1つに作りました。

MARBL GEOMETRIES EDITION , PRINT

マーブルプリントの生地です。これを変換して前画像のRIPPLEを作りました。マーブリングとも呼ばれるプリント技法です。どこまでも交わらないような線と色の積層、重力に逆らうようなフォルム、マーブリングなのにファット、イメージはミクロなのかマクロなのかパラレルに広がる宇宙です。よく知られているマーブリングは、油の上にインクを浮かべ、それを紙や布に写し取ります。一方こちらは、粘土にインクを練り込み、それをスタンプするというドイツ発祥の技法、一言でとても奇特。作り手は、今では京都の職人さんのみ。消えゆく技術です。

RIPPLE BLACK GEOMETRIES COLLECTION , JACQUARD

Rippleは、波紋やさざ波という意味。ある仕事で京都のマーブルプリントという手法を使い、デザインをご一緒したことがありました。そのときに作ったフォルムを、リデザインして出来たものがこちらです。ちなみに、大きく扱う柄と、小さくトリミングして使う柄の2パターンがあります。波紋が、さざ波のように広がったり打ち寄せたり、やがて消えていくようなイメージです。ある日、京都にある大徳寺瑞峯院のお庭を見に行ったときのこと、ここの庭は、昭和に入ってから重森三玲という方が作った枯山水。行くと静かさは感じず、それどころか違和感のようなものが残りました。あとで知ったことにキリシタンの十字架が、庭の石の配置に隠されているとのこと。リデザインした要素にも、そんな仕掛けや暗示のようなマネごとをしています。

RIPPLE WHITE GEOMETRIES COLLECTION , JACQUARD

RIPPLE (WRINKLE) BLACKのホワイトver.です