MIDLAND SQUARE
名古屋にあるミッドランドスクエア、17周年を祝い商業施設に吊るインスタレーション. 条件が入り組んだ商業空間のパブリックな場所でお披露目となりました.
駅前にコンプレックスビルは買い物客だけでなくたくさんのオフィスワーカーも多い交通要所ポイントにあり、20mを超えるアトリウムの天井高から、170m弱の生地を使用し日本の春を知らせる花、スイートピーの香に満ちた空気を感じてもらうよう演出、歌ありダンスの共演もありと行き交う人々は足を止めしばし眺めていただく演出に. 眺めるばかりでなく、インスタレーション事後はファッションアイテムとしてリユースする、ストールとして生まれ変わります.
地震の多い日本、170mの生地の総重量は、10kgにも満たないことから20mの高さからのインスタレーションも安全は確保されています. 5階層を行き交う、エレベーターはアトリウムに露出していて、エレベーターの行き交うことで生まれた対流でインスタレーションの生地はやさしく揺れ、空間に溢れる空気を視覚化するような体験となりました.
生地は、再生ポリエステルからなり友禅染めと同じ技法で色を定着させる技法を採用したインクジェットプリント.
全体の演出をはじめ、プリントワークのディテールまでを弊社が担当、夫婦でデザインワークを長らくしていましたが今回は長女も参加し家族でのデザインワークとなりました.
インスタレーション、グラフィックデザイン、パフォーマンス衣装:
enamel. 石岡良治、石岡紗佑里 石岡紅緒
ダンスパフォーマンス:水村里奈、舟生実
プロデュース:EAST inc. 馬場雅人
ディレクション:E&Y Co.,Ltd. 松澤剛
写真:SHINSEKI inc. 山地憲太
館内装花:petrichor 福島由佳
施工:中日本興業株式会社
主催:MIDLAND SQUARE
あまり最近なかったインタビューもしていただきましたので、合わせてどうぞ.
インスタレーションの事後に、リユーステキスタイルとしてストールに生まれ変わりミッドランドスクエアさんより抽選でプレゼントとなりました. 眺めるだけでなく身につけていくただく、肌に触れる使っていただくことがとても嬉しく、またたくさんのご応募も嬉しい限りです、あらためてありがとうございました.