19th Collection



今回19回目のcollectionの発表になります。 18回目と今回は一対の制作で、世の中はいろいろがストップしたコロナ禍が終わり暗中模索だった以前と今は自然と一対の関係になりました。我が家ではコロナ禍が開け長女は似た道を進もうと大学生になり、今回ドローイングで参加してくれています。一緒に家族で仕事をしてみた結果をもって東京、大阪、熊本、ベルリン、京都へ伺います。

前回同様フィジカルに人に会うこと自体もテーマになっていて、旅のような展示に自然になりました。ベルリンでは、多くの方に私たちのアイテムをお届けすることができました、それ以上に作品を通していろいろな方との出会いもありいろいろと話をし、やりとりすることもできました。今回もこの機会にみなさんにお会いして、やりとりできることをとても楽しみにしています。



東京 TOKYO 6/23 fri. - 6/30 fri., 12:00 - 19:00(予約制)at enamel.

大阪 OSAKA 7/5 wed. - 7/9 sun.at graf studio
porch 2F, どなたさまもお越しいただけます /map
Physical Exhibition & Workshop, Popup

熊本 KUMAMOTO 7/14 fri. - 7/23 sun.at W VISION
Popup, どなたさまもお越しいただけます /map

ベルリン BERLIN 8/4 fri. - 8/12 sat. at CHI&CO
Popup, どなたさまもお越しいただけます /map
at somewhere
Physical Exhibition & Workshop, 詳細お待ちください /NA

京都 KYOTO 8/25 fri. - 8/27 sun., 15:00 - 19:00
8/26 吉田東通り夜市開催に合わせ 21:00まで
at 吉田 入ル
Physical Exhibition & Workshop, Popup, どなたさまもお越しいただけます /map
at 建仁寺禅居庵
Physical Workshop, 詳細お待ちください /NA




  • MUJI BERLIN x enamel. MUJI BERLIN x enamel.

  • MUJI Ku'damm Flagship in Germany





  • TOKYO


  • OSAKA


  • BERLIN


  • KYOTO


graf porch in OSAKA



enamel. in TOKYO


コロナ禍中に家族で夕食をとる機会が増え、おのずと料理のレパートリーが枯渇、安価で栄養補給以上の楽しさを満たすピザを作ることを始め乗じて小さなピザ窯を購入、玄関先で火を起こし焼き上がりを待つ時間が安らぎの時間「ダウンタイム」となりました。ところが今度は、ピザを焼くにあたりトッピングのレパートリーも枯渇、いろいろなものを乗せる大喜利のようになりました。そのピザのトッピングに焦点をあて考えると、ピザの上では高価な食材も余りものの食材も、それを囲む大人も子供もまるで等しく自由なようで、ある意味理想的な未来かもと社会構造の縮図を感じるに至りました。世代によってはダウンタイムは「安らぎ」ではなく、「美容整形後の治癒中状態」を連想し、 IT 用語では「サーバーがダウンするような機能不全状態」を指す、色々な意味を持つ「DOWN TIME」。 18th Collection と一対になっている本コレクションは、フィジカルに人と会うこともテーマの一環で、日本各地のみならずドイツ・ベルリンでも行います。

デザインの観点、洋服の柄やフォルム・マテリアルについて。

わたしたちの特徴でもある柄について。柄は、虫や動物の表皮がそうであるように生命活動に欠かかすことができないエネルギーと考えています。 前回と同じく今回も柄・グラフィックが身体を覆うように配され、エネルギーを意識しデザインをしています。
フォルム・マテリアルについては、前回はコットンを中心に使い、洗いざらしの気持ちよさ着るごとに新鮮な気持ちで時間を送れるよう、フォーマルな正装にもカジュアルな遊びにも使えるものとしてデザインしています。いわばコットンは生まれたてのような良さにあります。対して今回は、社会がたくさん使ってしまったプラスチック製品をリサイクルし捨てずに再生、活かすという観点を注視し再生ペット生地をメインに使いました。具体的には透けるオーガンジー生地、透けず綺麗な落ち感のあるサテン生地です。例えば着古したtshirt を家で愛用し外には来て外出しずらいという場面があったとします、そのときにその上に透けるオーガンジー生地の洋服を着る、それは過去を否定することなく認め新しさを見出すことと考えました。また、透けず綺麗な落ち感のあるサテン生地を着ることは、身体のフォルムを綺麗に見せることができ、身体を隠すものではなく柔らかく向き合うものとして考えました。それら2点のマテリアルの特性は、これからの私たちが向かう多くの石油商品との新しい向き合い方のようだと考えるようになりました。

Thanks for
Photo, Hirohisa Nakano
Hair&makeup, Rie Tomomori
Models, Gaby Fjikawa, Qui