SURFACE CLASS

3.



手で描くこと
前回触れた過去先人の多くがそうしているように、自分たちも手で描くことをしてみます。

手で描いて模様をつくり、使うことを何か似た作業に例えると、詩を書き歌うことに近いのかなと思います。シンガーソングライターのような作業です。自分で詩も作ったことないし、歌うこともそうないですが、とても身近に感じる音楽に例えてみました。

アンプラグドで鼻歌を口ずさむような始まりは、ラフスケッチのような作業です。みんなが今まで描いたものを見せてもらいます。今まで歌ってきた鼻歌を聴かせてもらうと、あなたについてわかるし手持ちの資源の断片みたいなものが、わかるような気がします。

声質が筆致にあたり、メロディが画面構成。それを資源と例えると、実は自分の場合ゼロ資源に近かったりします、というかあまり自分の資源を信用していないという自営業歴20年でした。

去年は、そのスケッチをテーブルに広げてもらい、コロナ禍の今年は、リモートごしに1点づつ見せてもらいます。リモートでは、匂いのようなものは伝わりづらいように感じ、今っぽく潔癖めいて見えます。

学校側が用意してくれたお題。今年のテーマは「外」とのこと、こちらについてをレポートしてもらうことになっています。去年のテーマは、特になし。ここでのテーマは、あまり重要ではなく、あくまできっかけのようです。