SURFACE CLASS

9.



写真を扱ってみる
ある学生が写真を題材に模様を作っていて、画面に収まるようにと写真素材の扱いに苦戦していました。

撮ったら撮ったそのままを活かそうとする、それはそれで良いと思うのですが、撮った写真に手を入れることを嫌う傾向にあって不自由そうに見えます。例えると、歌うにあたってぶっつけ本番一回だけ歌うライブを好む感じ。(本番前のリハーサルとかゲネプロとか、見えない下ごしらえは、無いことになってる感じ) 写真の一回性を、そのままデザインの作業に持ち込むような感じです。

スナップ写真の偶然を味方にするそれは、そこでしか存在しなかった瞬間を切り取ること、それも1つの最適解だと思いますが、対してセットアップ写真というのもあって、音楽スタジオで録音し編集して歌を作っていく、それは最後にphotoshopで書き出しコントロールをするのと似ていて、なのであればしっかり後に加工をしたり狙っていこうという最適解もあります。

そのやりとりから「こう作業してみたら?」というつもりで自分の制作してるものに、写真素材を編集するかたちで入れ込み「こう編集しました」を見てもらうことにしました。編集する写真は、下図の写真です。